Finale version 27 日本語版
Finaleの最新版「version 27」にバージョンアップしました。同時にmacOS Big Surへのアップデートも完了。今回は、Finaleが最新のmacOSに対応するまで1年。次期macOS Montereyのリリース前には間に合いました。
目立った新機能はありませんが、フォント関連が新しくなりました。これから新しい楽譜を作るときには、国際基準SMuFL(スムーフル)対応で作るか、従来通りのフォント環境で作るかを考えないといけません。
今まで作った膨大な楽譜データをボタンひとつでSMuFLに変換できれば問題ないのですが、現時点では非SMuFLフォントからSMuFLフォントへの変換はサポートされないようです。
試しに、今まで使用していたJazzフォント用のテンプレートをSMuFLに対応したFinale Jazzフォントに変更しようとしたら、以下のようなエラー表示が出ました。「現時点では」と書かれていると今後のアップデートに期待してしまいますが、独自でカスタマイズしてある部分は文字化けやレイアウト崩れで使えないのだろうと思います。
少しだけversion 27を触ってみたのですが、フォントを変更している時などにアプリが落ちることがあります。Finaleをインストールする時にversion 26を残すこともできるので、安定するまでは旧バージョンを消さないほうがよいと思います。